RZ350
「RZ350」とは?
250との主な違いは、排気量(ボア・ストローク=54mm×54mm 247cc⇒64x54mm 347cc)の他、フロントブレーキのダブルディスク化(マスターシリンダーも変更)、オイルポンプ駆動用ウォームギアの変更による吐出量増加、キャブレタージェット類の変更、トップブリッジのハンドルマウントのラバーマウント化、二次減速比変更に伴ってドライブ・スプロケット、ドリブン・スプロケットの歯数変更、リアホイールに内蔵するハブ・ダンパーの大型化(250の丸形ラバー・ブッシュタイプから、チーズダンパーへ変更)など多岐に渡る。
内部構造についての言及は避けるが、マフラーに刻まれている文字列に相違も見られる。
発売当時のOEMタイヤにリアだけではあったが、当時人気のダンロップK81・TT100が奢られていた。ちなみに250はヨコハマタイヤである。
その他機能部分以外にも、スピードメーターのスケールが160km/h⇒180km/hへアップ、ホーンが高低音のダブルタイプになり、ステアリング・ステム(アンダー・ブラケット)前方にブレーキ・ホースの分岐部を隠すための樹脂製のカバーも付いていた。
カタログ印刷段階のミスだったのかどうかは計り知れないことではあるが、燃料タンク容積の表記に0.5Lの差異があり350ccの方が少ない表示になっていた(16L⇔16.5L)が、タンク形状そのものは同じである。
一般には、おおむねエンジンの排気量と、ダブルディスク化されて制動力を強化した程度の認識ではあるが、100ccの違いから生まれるエンジンの素性は、パワー・バンドを過ぎた後のオーバーラン特性にも優れ、250ccよりも高速回転域が伸びやかであった。
走行性能を大きく左右するパワーウェイトレシオの数値も250の3.97kg/psから3.17kg/psへ引上げられた。
これは当時の750ccクラスと肩を並べる数値であったため、ナナハンキラー(北米では「ポケットロケット」)の異名を持つまでの存在となった。
「RZ350」の動画
「RZ350」のスペック
エンジン種類 | 水冷2スト・ピストンリードバルブ並列2気筒 | 総排気量 | 347cc |
---|---|---|---|
最高出力 | 55ps(40.0 kw)/9000rpm | 最大トルク | 4.4kg・m(43.1N・m)/8500rpm |
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