CBX1000
「CBX1000」とは?
1966年にチャンピオンを獲得した空冷直列6気筒搭載のRC166のレプリカモデルにあたる。
当時ホンダのオートバイは、設計やデザインはアメリカ向けにされており、ヨーロッパ仕様はハンドル位置とステップ位置、カラーリングを変えているだけであった。
日本と北米では大ヒットしたCB750FOURはヨーロッパでは販売は伸び悩んでいたことから、本格的なヨーロッパ仕様を用意することになる。
ヨーロッパモデルの立て直しとばかりに、2輪部門の総責任者であった専務の久米是志(のちの本田技研工業3代目社長)が立ち上げた「ノルマンディ上陸作戦」と称したプロジェクトの元、CBX1000はそのフラッグシップモデルとして開発された。
排気量1047ccの空冷直列6気筒4ストロークDOHC24バルブエンジンに6連装の28ミリ径CVキャブレターを装備し、105psを達成したエンジンはダイヤモンドフレームに搭載され、両端のクランクケースのでっぱりは切り落としエンジン幅を詰めた。
ハンドル、ステップ、ブレーキペダルチェンジペダルには量産車初のジュラルミン鍛造パーツが使用されRC166ばりの装備であった。
なお本モデルは、1992年から16年もの長期渡り販売されていたCB750(RC42型)にも影響を与え、2007年9月に発表された最終販売モデルの車体色に「デジタルシルバーメタリック」(銀・黒に赤ライン)や「キャンディーブレイジングレッド」(濃赤・黒に赤ライン)といった本モデルをイメージした「CB750スペシャル」が 最終特別グラフィックカラーに設定された。
「CBX1000」の動画
「CBX1000」のスペック
エンジン種類 | 空冷4ストロークDOHC4バルブ直列6気筒 | 総排気量 | 1047cm3 |
---|---|---|---|
最高出力 | 105ps/9000rpm | 最大トルク | 8.5kg/8000rpm |
フレーム | ダイヤモンドフレーム | 全長 | 2220mm |
全幅 | 885mm | 全高 | 1175mm |
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