XJ400
「XJ400」とは?
通称は“ペケジェイ”だが現役の人間は”エックスジェイ”と呼ぶ。
空冷エンジン搭載の第1世代モデルと水冷エンジン搭載の第2世代モデルと大別される。
シリーズ車種として仕様が異なる数車種が生産された。
XJ400は1980年6月に発売された。
400ccクラスのツインカム4気筒モデルとして先陣を切った1979年4月発売のカワサキ・Z400FXにいち早く対応し、ヤマハとしては初となる400ccDOHC4気筒モデルとして市場に投入された。
ライバル車種には、先行していたZ400FXの他、後発のスズキ・GSX400F(1981年4月発売)やホンダ・CBX400F(1981年11月発売)などがある。
搭載された空冷DOHC2バルブ4気筒エンジンには、SUキャブと4-1-2方式の集合マフラーを採用し、45馬力を誇った。
当時から今日に受け継がれるヤマハの「軽量・スリム・コンパクト」という設計思想に基づいて、セルモーターやジェネレーターがシリンダーブロックの後方に配置されており、エンジンは並列2気筒なみのコンパクトサイズを実現した。
また、足つき性は良く、サスペンションのセッティングはややソフトながら、相応の安定性を発揮していた。
XJ400はスタイルと操縦性にバランスが取れたヤマハらしい洗練されたスタイリングの高性能モデルだった。
XJ400は1980年代半ばに製造販売は終了となった。
「XJ400」の動画
「XJ400」のスペック
エンジン種類 | 空冷4ストローク2バルブDOHC直列4気筒 | 総排気量 | 398cm3 |
---|---|---|---|
最高出力 | 45PS/10,000rpm | 最大トルク | 3.5kg.m/8,000rpm |
車両重量 | 176kg | 全長 | 2,060mm |
全幅 | 760mm | 全高 | 1,130mm |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ダブルディスク | ブレーキ形式(後) | 機械式ドラムブレーキ |
変速機形式 | 6段リターン | 燃料タンク容量 | 16.0L |
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