YBR125
「YBR125」とは?
当初はブラジルにおいて圧倒的なシェアを誇るホンダ・CG125への対抗車種としての位置づけで現地の工場で生産が行われ、非常に好評を得たことから125ccクラスにおける世界戦略車として位置づけられるようになり、2002年には中国(重慶建設ヤマハ社)、2004年にはインドでの生産が開始され、その他の国でも部品供給によるノックダウン生産が行われており、欧州を含む世界的な規模で販売される車両にまでなった。なお、下位グレードはヤマハ・YBの名称を継承する形でYB125として販売されている。
車両に積まれているエンジンは、2000年に新設計された空冷単気筒 OHC4サイクルエンジン 123ccだが、販売地によって仕様・装備・スペック・車名が大きく異なり、フロントカウルの有無、ブレーキ方式(前後ドラム方式か、フロントのみディスク方式か)、キャブレターと燃料噴射装置の違いなどがある。
変わったところでは中国で発表されたフロントカウル仕様のYBR125天剣・オフロード仕様のYBR125G・アメリカン仕様のYBR125SP(欧州仕様ではCustom)・YBR125Gにウィンドシールド、大型のタンクシュラウド、キャブレターヒーターを装着したYBR125KGなどがある。
なおエンジンにはバランサーが搭載されており、振動は他の単気筒オートバイと比べて少ない。燃費も良く、11Lの燃料タンクと相まって400~500kmの長い航続距離を実現している。
欧州向けモデルは欧州排出ガス規制のEURO-IIIに対応するため、2007年式よりエンジンにフューエルインジェクション(FI)が搭載されるようになり、厳しい排出ガス規制をクリアしているが、日本国内では原付二種クラスにおける非常に厳しい加速騒音規制のため、かつてのマジェスティ125と同様に並行輸入での販売しか行えない状況にある。
「YBR125」の動画
「YBR125」のスペック
エンジン種類 | 空冷4ストロークSOHC 2バルブ 単気筒 | 総排気量 | 123cm3 |
---|---|---|---|
最高出力 | 7.1kW 10ps/7800rpm | 最大トルク | 9.6N・m 0.98kgf・m/6000rpm |
車両重量 | 117kg | 全長 | 1985mm |
全幅 | 745mm | 全高 | 1080mm |
ブレーキ形式(前) | 油圧式ディスク | ブレーキ形式(後) | ドラム |
製造国 | 中国 | 燃料供給装置 | インジェクション |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | 燃料タンク容量 | 13L |
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